Department of Administration Engineering Faculty of Science and Technology , Keio University

Human Factor Design ,Nakanishi Laboratory

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  • About us

    仕事がはかどる携帯情報端末、勉強が楽しくなるステーショナリ、散歩したくなる商業施設など、利用することで、本来の目的に対するモチベーションがより高まるプロダクトやサービス ----これらの「人とシステムをつなぐあらゆるもの」を、本研究室では広義の意味で「ヒューマンインタフェース」と捉えます---- があります。もちろん、機能や性能が十分に確保されていることは前提ですが、それだけではないなんらかの特性が、人の心を動かすヒューマンインタフェースには埋め込まれていると考えます。

    今日の我々の社会は、時々体験する些細な使いにくさに苛立つほど、不自由なく使うことができるヒューマンインタフェースで溢れています。少々の使いにくさがあっても、使う人の適応や学習によって、早晩、慣れた使いやすいヒューマンインタフェースへと変化することも珍しくありません。このことは、従来の延長線上で性能や機能の向上を図っても、もはや人のさらなる欲求を満たし、満足感を高めるものとはなりにくい時代に来ていることを暗示しています。

    本研究室では、「効果的にデザインされたヒューマンインタフェースは、それを介して行う活動へのモチベーションを向上させ、仕事や生活における満足感を高める」というコンセプトのもとで、従来的な疲労やストレス、学習の難しさなどのネガティブな側面の改善だけでなく、楽しさや心地よさ、やりがいなどポジティブな側面の促進という観点から、ヒューマンインタフェースのデザインを追究します。

    社会のあらゆるシステムに介在するヒューマンインタフェース----そのデザインを、人間工学・ヒューマンファクターズの手法を応用的かつ発展的に用いて科学的に検討し、新たな可能性を示すことによって、人々の安全、安心、快適、ひいては社会全体の活力向上に繋げていきたいと考えています。

    慶應義塾大学理工学部管理工学科 准教授 中西美和

    経歴はこちらから






    中西研究室を考えている学部3年生へ

    中西美和 Nakanishi Miwa

    慶應義塾大学 理工学部管理工学科 准教授

    略歴
    2000年3月 慶應義塾大学理工学部管理工学科 卒業
    2004年9月 慶應義塾大学大学院理工学研究科開放環境科学専攻後期博士課程 修了
    2004年10月~2005年3月 慶應義塾大学理工学部管理工学科准訪問研究員
    2005年4月~2008年3月 東京理科大学第一部工学部経営工学科助手(2007年4月より助教に職名変更)
    2008年4月~2010年3月 千葉大学大学院工学研究科デザイン科学専攻講師
    2010年4月~2014年3月 慶應義塾大学理工学部管理工学科専任講師
    2014年4月~ 現職
    主な学協会活動
    日本プラント・ヒューマンファクター学会会員(2002年~)
    日本プラント・ヒューマンファクター学会編集幹事(2006年8月~)
    日本プラント・ヒューマンファクター学会評議員(2008年8月~2012年7月)
    日本プラント・ヒューマンファクター学会2008年度大会運営委員(2008年9月)
    日本プラント・ヒューマンファクター学会2008年度大会運営委員(2010年9月)
    日本プラント・ヒューマンファクター学会編集委員(2008年8月~2014年7月)
    日本プラント・ヒューマンファクター学会監事(2012年8月~)
    日本人間工学会会員(2002年~)
    日本人間工学会評議委員(2007年4月~)
    日本人間工学会関東支部会支部委員(2010年7月~)
    日本人間工学会編集委員(2010年7月~2014年6月)
    日本人間工学会安全人間工学研究委員会委員(2010年4月~)
    日本人間工学会国際協力委員会委員(2010年4月~)
    日本人間工学会触覚インタラクション研究部会幹事(2012年4月~)
    日本人間工学会第54回大会実行委員(2012年9月~2013年6月)
    安全工学会会員(2004年~)
    安全工学シンポジウム2009企画・運営委員(2009年7月)
    ヒューマンインタフェース学会会員(2005年~)
    産業保健人間工学会会員(2008年~)
    PPCOE(Pan-Pacific Council on Ergonomics) Executive Council Member (2008年4月~2014年3月)
    日本生理人類学会会員(2008年4月~)
    日本生理人類学会総務幹事(2008年4月~2010年3月)

    主な外部委員・講師
    国土交通省航空局
    JAXA
    NEXCO中日本
    板橋看護中央専門学校

  • Thesis

    現在の研究内容一覧

    眼鏡型端末の実用化に向けたヒューマンファクター研究

    ユーザ・エクスペリエンスに伴うポジティブ感情を検出する生理指標の探索

    人と住まいとのインタラクションを最適化するインタフェースのデザイン

    気持ちを伝えるバイブレーション

    個人の行動・認知・心理特性をデータとしたプロダクトリコメンデーション

    ユーザ・エクスペリエンスの観点から見たデザインプロセスモデルの開発と適用

    効果的な動画マーケティングへの応用をねらいとした3DCGデザイン手法の開発

    人及び組織のレジリエンシー特性の解明に向けた実験的アプローチ

    卒論修論題目一覧

           

    2016

           

    2015

    2014

    2013

    2012

    2011

    共同・委託研究先

           

    2016

           

    2015

    2014

    2013

    2012

    2011

    2010

    眼鏡型端末の実用化に向けたヒューマンファクター研究

     

    眼鏡型端末は、ユーザが眼鏡のように装着することで実視野にデジタル映像を重ね合わせて見ることができる、ウェアラブルなディスプレイです。産業向けの用途からコンシューマ向けの用途まで、様々な場面での応用が期待されています。本研究では、近い将来に実用化と普及が見込まれる、この新しいヒューマンインタフェースについて、1)実場面で効果的に利用されるための設計要件及び環境要件の検討、2)ユーザの受容性を高める意匠の追究、3)新しいアプリケーションの創出に向けた効果検証を、メーカと協働して行っています。

    人と住まいとのインタラクションを最適化するインタフェースのデザイン

     

    環境保護、また防災・減災へのトレンドが高まる今日、ITを活用して家電等の設備機器を最適制御するスマートハウスの実用化に大きな期待が寄せられています。言うまでもなく住まいは人の生活の基盤であり、スマートハウスの普及によって私たちの暮らしの形が大きく変わる可能性が見込まれます。スマートハウスの監視と制御は、タブレット端末等を用いたコントロールパネルで行われることが想定されており、これが人と住まいとのコミュニケーションを担うインタフェースとなります。本研究では、スマートハウスのコントロールパネルのGUIデザインについて、住まう人の世代や世帯構成はもちろんのこと、生活に求める価値観に応じた理想型を、メーカと協働して検討しています。

    気持ちを伝えるバイブレーション

     

    携帯情報端末を用いたコミュニケーションは、今日ますます多様化しています。通話に替わってメールやチャットなどのテキストによるコミュニケーションが主流となりつつあり、新たなアプリケーションも次々に創出されています。一方で、個人間のコミュニケーションの伝達要素においてテキストが果たす役割は10%にも満たないことが過去の研究から知られており、これを補完するための絵文字やスタンプは、欠かせないアイテムとなっています。本研究では、伝達モダリティの枠をさらに広げ、バイブレーションを会話のコンテクストの伝達要素として利用する可能性について実験的に検討しています。コミュニケーションの正確性や効率性を追求するのみならず、楽しさや喜び、感動などを実現する、新たなアプリケーションの提案を目指しています。

    個人の行動・認知・心理特性をデータとしたプロダクトリコメンデーション

     

    多様かつ大量のデータを利用して個人の特性に即したプロダクトをリコメンドする手法の探索が様々な分野で行われています。人間工学は、古くから人間とものやシステムとの関係の最適化について議論しており、本研究では、その知見を応用しながら、人の選択(購買や利用)の意欲を促進するプロダクトリコメンデーションの開発に取り組んでいます。人とプロダクトとの関係を、個人の行動・認知・心理特性とプロダクトの諸特性をデータとして定量化し、購買や利用への動機づけが高まる最適な距離感の導出を企業と共同で試みています。

    ユーザ・エクスペリエンスの観点から見たデザインプロセスモデルの開発と適用

     

    ユーザがプロダクトやサービスと接する際に得る様々な体験は、本来、ユーザ本人しか味わえないものであり、これを予測的に評価することは極めて困難であると言えます。一方で、ユーザに本質的な満足をもたらすプロダクト・サービスの実現は、ものづくりの目指すところであり、心理学やマーケティング分野での議論を超えた、体系的な工学的アプローチが求められています。本研究では、人とプロダクト・サービスとのインタラクションに、本質的に価値ある体験をもたらすことをねらいとして、ユーザ・エクスペリエンスの観点を織り込んだデザインプロセスの確立に、企業と協働で挑んでいます。

    効果的な動画マーケティングへの応用をねらいとした3DCGデザイン手法の開発

     

    コンピュータ・グラフィクス技術の発展に伴い、比較的低コストでの動画制作が可能となり、近年、プロダクトやサービスをユーザに印象づける一方法として、3DCGの利用が注目されています。これまではリアリティの追求に焦点を当てた議論が盛んでしたが、必ずしもリアリティの高い3DCGが実物の印象を強く与えるわけではないことがこれまでの研究から明らかになってきました。本研究では、3DCGのデザイン要素とそれを視認した人間が受ける印象との関係性を、行動・認知・心理・生理の各反応の検討を通して明らかにし、マーケティングのねらいに応じた3DCG制作の指針へと発展させることを目指しています。

    ユーザ・エクスペリエンスに伴うポジティブ感情を検出する生理指標の探索

     

    私たちは、時に、言葉にできない感動や心地よさに遭遇したり、無意識のうちに深い安心に包まれていたりすることがあります。ユーザが積極的に表出できない感情を客観的に検出する指標を確立し、プロダクトやサービスのデザイン評価に導入することができれば、このような体験を実現するプロダクトやサービスの創出に繋がると考えます。本研究では、従来のデザインプロセスでは埋没していた、しかし実は極めて鮮鋭な心的効果を持つ優れたデザイン案を、ユーザのもとに確かに送り出すために、特定のポジティブ感情に対する生理的反応の探索を行っています。

    人及び組織のレジリエンシー特性の解明に向けた実験的アプローチ

     

    絶えず変動する状況の中で、人は機械にはないすばらしい柔軟さを発揮し、危機を回避したり困難な目標を達成したりすることができます。一方で、このような人の柔軟さが、望まれる標準からの逸脱に繋がり、思わぬトラブルに陥ることもあります。状況を制御する上で欠くことができない人の柔軟さを、失敗ではなく成功に導く条件を明らかにすること、すなわち、人のレジリエンシー特性の要件を明らかにすることで、人を活かした安全管理の実現に貢献したいと考えています。

  • activity

           

    2016.7.27-31 7th Internathional Conference on Applied Human Factors & Ergonomics2016 @ Walt Disney World Swan and Dolphin Hotel, near Orlando, Florida, USA

    以下6名が発表しました。
    Keijiro Katayama
     Stimulation of voluntary motivation toward safety management activities:
     -Activity inactivation by mannerism
    Yura Tadashi
     A method to evaluate consumer desire for continued product usage:
     -Incorporation of the method in the auto-mobile design process
    Suguru Ito
     Relationship between the complexity of system functions and amount of displayed
     information on a mobile device with touch display
    Kazuki Fujita
     Design Requirements to Reduce Discomfort in Window Viewing:
     -Study on Increasing Degrees of Freedom of Car-Body Shape
    Hidemaru Muto
     Physiological responses related to visual impressions of a product:
     -evaluating automobile interior design
    Tomohiro Mori
     Application Development for Gathering “Inexperienced UX” Data
     for Planning Next-Generation Products
            

            

    2016.6.25-26 下記論文が、第57回日本人間工学会において、平成28年度最優秀研究発表奨励賞を受賞しました!

    由良匡
     「使い続けたい」と感じるプロダクトの要件抽出とその評価方法の提案
                     

    2016.6.25-26 日本人間工学会第57回大会@三重県立看護大学

    以下2名が発表しました。
    伊藤駿
     高齢ユーザの利用意欲の観点から見た携帯型タッチ端末のUIデザインの研究
    由良匡
     「使い続けたい」と感じるプロダクトの要件抽出とその評価方法の提案
                     

    過去の活動情報一覧です。下記の年度をクリックすると詳細が表示されます。

    2011.4~2012.3

    2012.4~2013.3

    2013.4~2014.3

    2014.4~2015.3

    2015.4~2016.3

    2016.4~2017.3

  • Publications

    論文一覧です。下記の目次をクリックすると詳細が表示されます。

    著書

    研究論文

    国際会議論文

    総説・解説

    学会発表

    招待・依頼講演

    その他

  • Lectures

    講義一覧です。

     

     大学院春学期:ヒューマンファクターズ特論

     3年通年:管理工学実験・演習Ⅰ(SHE実験)

     3年春学期:計量心理学

     3年春学期:プロセス・シミュレーション

     2年秋学期:管理工学概論

  • Graduate

    2017.3.Graduated Students

     JAL/NHK/アクセンチュア/リブ・コンサルティング

    2016.3.Graduated Students

     NTTコムウェア/NTTデータ/CCC(カルチュアコンビニエンスクラブ)/ソフトバンク
     電通/東京都庁/長瀬産業/NP(ネットプロテクションズ)

    2015.3.Graduated Students

     Amazon Japan/NTTデータ/キヤノン/テレビ朝日/電通
     長瀬産業/マツダ/みずほ銀行/ヤフ-/横浜市役所

    2014.3.Graduated Students

     NTTドコモ

    2013.3.Graduated Students

     コクヨ/東海理化電機製作所

    2012.3.Graduated Students

     NTTデータ/岡村製作所/JR東海/ソニーグローバルソリューションズ
     大日本印刷/日立製作所/楽天

  • Contact

    中西研究室へのお問い合わせは(nak.labo©gmail.com)まで。
    ※アドレスの©部分を@に変えてください。
    (中西個人宛のメールにつきましてはこのアドレスへは送らないようお願いいたします。)

    Access

    慶應義塾大学 理工学部 矢上キャンパス
    神奈川県横浜市港北区日吉3-14-1

    研究室部屋番号24-620(24-619B,25-117)

    交通アクセス:東急東横線・東急目黒線・横浜市営地下鉄グリーンライン 「日吉」駅下車(徒歩15分)