稲田研究室inada Lab.

准教授稲田 周平 / Shuhei Inada

研究の概要

生産システムやサービスシステム等、顧客に製品やサービスを提供するシステムにおいて、その効率性を高めるための仕組みや方法を研究しています。生産現場における作業改善をはじめとして、工場内における設備投資計画等のシステムの生産性を高めるための研究を行っています。

担当講義科目

管理工学輪講、卒業研究、管理工学科概論、管理工学実験・演習2、経済性工学、生産管理、インダストリアル・エンジニアリング特論

研究の特徴

これまで日本の製造企業は、良い製品を安く早く顧客に届けるために不断の努力を行い競争力を高めてきました。一方で、現代の生産システムを実際に眺めてみると、まだまだ改善の余地が数多く残されています。このような問題意識の中で、生産システムを実務的な側面と学術的な側面から分析して、システムの効率性を高めるための研究を行っています。また、生産システムに対して提案されてきた理論や方法を、物流システムやサービスシステムに適用する試みを行っています。以下に最近の研究事例を紹介します。

①生産システムにおけるロボット活用

近年、ロボット技術の進展によってロボットの応用範囲は広がっており、生産システムにおいてもヒトと同じようにロボットが職場で働く場面が増えています。このような中で、当研究室では、ロボットが行う仕事の作業計画を立案するシステムの開発を行っています。例えば、下図の研究では、2本の腕の持つ双腕型ロボットが効率的に組立作業(積み木作業)を行うための作業順番と左右のロボット・ハンドへの仕事の割り振りを、コンピュータを使って自動立案する考え方を提案しています。

②物流センターにおける入庫商品の保管位置管理

物流センターにおける研究事例として、下図の研究では、日々入出庫が行われる物流センターにける入庫商品の保管位置を決定する問題を考察しています。入出庫口に近い商品棚の稼働率を高めることで入出庫の為の仕事を軽減することができますが、ここでは、商品の入出庫スケジュールが与えられたときに、最適な商品保管位置を決定するためのアルゴリズム(計算方法)を考察しています。

企業との共同研究

  • 「物流センターの改善とKPI管理」(2014~2017年度)
  • 「生産システムにおけるロボット活用」(2019年度~)
  • 「モノ作り人材育成プログラムの開発」、日本能率協会コンサルティング(2014年度~)

教育目標・方針

インダストリアル・エンジニアリングは、ヒト・モノ・設備等のシステム資源を有効に統合化して取り扱うための技術です。的確な問題発見のためには、実際に起こっている現象に素直に向き合いながら、仮説を理論的に設定していく力が欠かせません。また、問題解決の段階では、数学や計算機を使いこなす力が大きな助けになります。当研究室では、このような力を身に着けて、社会に飛び立っていってもらいたいと考えています。

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