学科紹介INTRODUCTION

「人間」「もの」「情報」「金」を柱とし、
現実社会における問題の解決を図る

管理工学は、現実社会における複雑な問題を解決するために、さまざまな管理技術を統合し、システムの設計・運用・評価や企画・立案・予測などの広い意味でのプランニングとそのコントロール、さらには、新たなる管理技法の開発をめざす技術体系です。

管理工学科では、社会活動における資源である「人間」「もの」「情報」「金」の4つをキーワードとして、さまざまな視点や発想から科学技術とマネジメントを考えます。そのため理工学の基礎知識や数理的要素を土台として、「システムと人間」「応用統計と最適化」「情報科学と人工知能」「経営と経済」の4つの領域を柱とした教育カリキュラムを組むことによって、多角的な視点から問題解決を図ることができる人材を育てることを目標としています。これらの科目群には人文・社会科学系の科目も含まれており、理工学の素養を大切にしながらも、文理融合型のカリキュラムを実現しています。また、問題を自ら見つけ、解決できる人材の育成を行うために、学生が自ら考えて理解をより一層深めていけるような自主的・自律的な勉強態度を養うことも重視しています。

逆T字型教育プログラム

このような教育理念のもとで多角的な科目編成を行うことにより、管理工学科では、視野が広い「逆T字型」の技術者、つまり知の底辺が幅広く、かつ特定分野において造詣の深い技術者の育成を目指しています。具体的には、2年生で管理工学の基礎的な科目群(専門基礎科目)で逆T字型の底辺部分を築き、3年生でより専門的な科目群(学科専門科目)を学ぶことにより、底辺部分に厚みを持たせ、4年生の「卒業研究」において特定分野の専門性を高める(逆T字型の上に伸びる部分を築く)ことができます。

管理工学科は1959年に設立され、1963年には大学院の修士・博士の両課程も設立されました。本学科の基本理念は設立当初から変わらずに受け継がれていますが、伝統を守りながらも、日進月歩の学問の進展と急速な社会の変化に対応した教育と研究を行うとともに、時代を先んじて高度で新たな管理技術の開発を目指し、挑戦し続けています。

PAGETOP