岡田研究室okada Lab.

教授岡田 有策 / Yusaku Okada

研究の概要

企業における「安全マネジメント」、「技術経営(Management of Technology)」、「サービスマネジメント」などを対象にして、企業価値を高めていくための戦略や新技術の社会実装に関わる出口戦略、さらにはレピュテーション・マネジメントに関する研究を行っています。
企業が抱える様々な問題を、企業の方々との意見交換・共同作業・実地でのデータ収集や分析・現場での調査などを通じ、実社会の問題を解決するという流れで進めます。そのため、学内での活動より、現場での活動を重点的に行っています。

担当講義科目

管理工学輪講、卒業研究、管理工学実験・演習1、人間工学Ⅰ、人間工学Ⅲ、人間工学Ⅴ

研究の特徴

①鉄道輸送サービス向上のための支援【首都圏、北海道、京阪神】

・レピュテーション・リスク解析を通じた安全管理活動における戦略マネジメント

・トラブル事例に対するテキストマイニングを用いた気づき能力評価方法の構築

・機械学習を用いた業務活性化支援データベースの構築

②インフラ維持管理技術の社会実装に関する検討【東北、九州】

・AI技術を用いた構造物の余寿命予測方法の開発

・新規開発技術の安全管理と地域展開促進

・レピュテーション・マネジメントによる公共サービスの評価

③製造過程におけるヒューマンエラー低減活動支援【航空宇宙、石油 中国】

・ヒヤリハット事例に対するテキストマイニングを用いた安全マネジメントリーダー育成支援方法の開発

④医療機関における利用者に対するサービス向上施策支援

・多様なデータ管理機能を用いた医療安全活動支援システムの設計と実装

・看護業務のPSF評価を通じた作業訓練方法の提案

・患者の転倒転落リスクアセスメント

企業との共同研究

委託研究・共同研究 (2019年以降)
東京地下鉄、東武鉄道、京阪電鉄、札幌市交通局、西部石油、三菱重工、NECソリューションイノベータ、医療法人 明芳会、大崎総合研究所、価値総合研究所

教育目標・方針

幅広い知的好奇心と向上心をもって、企業・地域での活動を含む研究室活動に積極的かつ持続的に参加する学生が集まっています。公共サービス、社会貢献・地域貢献、人材育成といった地味ですが、社会的に意義が高い業務への関わり方を実現場において体験するとともに、企業の管理職の方々と実際の問題解決を行っています。

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